ビール
クラフトビールとは

クラフトビールとは、大量生産される大手メーカーのビールとは異なり、小規模な醸造所(ブルワリー)が独自のこだわりを持ってつくるビールを指します。日本では「地ビール」とほぼ同じ意味で使われますが、時代背景による呼び方の違いがあります。
きっかけは1994年の酒税法改正です。それまでビールの製造には年間2000キロリットル以上という大きな最低製造数量が必要でしたが、この改正で60キロリットルまで引き下げられ、小規模な事業者でも製造免許を取得できるようになりました。これにより全国各地で「地ビール」が誕生しましたが、当初は品質にばらつきがあり、一時ブームは沈静化。2010年代以降、品質にこだわる造り手が増えたことで「クラフトビール」という呼び方が広まりました。
業界団体である全国地ビール醸造者協議会(JBA)は2018年、①酒税法改正以前の大量生産ビールから独立していること、②1回の仕込みが20キロリットル以下の小規模であること、③伝統的な製法や地域の特産品を使い、個性豊かなビールをつくっていること、の3条件をクラフトビールの定義としています。ただしこれはあくまで業界団体の自主基準で、法律上の定義ではありません。
当図鑑で扱うよなよなエール(ヤッホーブルーイング)も、こうした小規模醸造所発のクラフトビールの代表格です。
よくある質問
地ビールとクラフトビールは何が違う?
基本的には同じ「小規模醸造所がつくるビール」を指します。1990年代の第一次ブーム期には「地ビール」、2010年代以降の品質重視の流れの中では「クラフトビール」と呼ばれることが多く、時代背景による呼称の違いが大きいです。
クラフトビールには法律上の定義がある?
いいえ。日本の酒税法上「クラフトビール」という区分はなく、全国地ビール醸造者協議会などの業界団体が独自の基準を示しているのみです。
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参考にした情報源: ビール・発泡酒に関するもの|東京国税局、クラフトビールとは|全国地ビール醸造者協議会

