飲み方ガイド
ワインの開け方・保存方法【市販品だけ】

大原則:ワインは「開け方」と「保存方法」で最後まで美味しく飲める
ワインは、開け方と保存方法をちょっと押さえるだけで、最後の一杯まで美味しく楽しめるお酒です。コルクを上手に抜けなくて焦った経験や、飲み残したワインを翌日開けたら香りが飛んでいた経験がある人は多いはず。実は、正しい手順とちょっとした道具があれば、どちらの悩みも簡単に解決できます。
この記事では、市販品だけを対象に、開け方(コルクタイプ)→開け方(スパークリングワイン)→保存方法(飲みかけ)→保存方法(未開封)→保存できる日数の目安→シーン別の順に、網羅していきます。
開け方①:コルクタイプの抜き方
コルクタイプのワインを開けるときは、ソムリエナイフ(ワインオープナー)を使うのが基本です。まずボトルの口についているキャップシール(金属や樹脂のフィルム)をナイフの刃で切り取り、コルクを露出させます。次に、スクリュー部分をコルクの中心にまっすぐ刺し込み、レバーを使ってゆっくり引き抜きます。斜めに刺すとコルクが折れやすいので、まっすぐ刺すのがコツです。
コルクが固くて抜けにくいときは、ボトルの角度を少し変えながら、テコの支点を安定させると力が伝わりやすくなります。ソムリエナイフがない場合は、フォークとスプーンの柄を使ってコルクを押し込む方法もありますが、破片が中に落ちることがあるので、慌てているとき以外はナイフを用意しておくのが安心です。
関連用語: ワインオープナーとは
開け方②:スパークリングワインは安全な手順で
スパークリングワインは炭酸ガスの圧力でコルクが勢いよく飛び出すことがあるため、開け方に注意が必要です。フレシネ コルドン・ネグロのようなカヴァタイプは、まずボトル口の針金(ミュズレ)をゆるめ、コルクを親指でしっかり押さえながら、ボトル本体をゆっくり回して開けます。コルクを回すのではなく、ボトルの方を回すのがポイントです。
抜栓するときは、コルクを人や物に向けないこと、よく冷やしてから開けることも大切です。冷えているとガス圧が安定し、勢いよく噴き出しにくくなります。「ポン」と音を立てて開けるより、「シュポッ」と静かに開ける方が、ソムリエらしいスマートな開け方とされています。
保存方法①:飲みかけのワインを保存するコツ
飲みかけのワインは、コルクを戻すかワインストッパーで栓をして、冷蔵庫で立てて保存するのが基本です。空気に触れる面積を減らすことで酸化の進行を遅らせられます。赤ワインも、飲みかけの状態では冷蔵庫での保存がおすすめ。常温だと酸化が早く進み、香りが飛びやすくなります。
できれば、飲みきれる分だけ買う、あるいは飲みかけはできるだけ早く飲みきるのが一番シンプルな対策です。真空ポンプ式のワインストッパーを使うと、瓶内の空気を抜いて酸化をさらに抑えられます。
保存方法②:未開封ワインは横に寝かせて涼しい場所へ
未開封のコルクタイプのワインは、横に寝かせて保存するのが基本です。コルクが乾燥して縮むと、そこから空気が入り込んで劣化の原因になるため、寝かせることでコルクを常にワインで湿らせておく狙いがあります。スクリューキャップタイプは乾燥の心配がないので、立てて保存しても問題ありません。
保存場所は、直射日光が当たらず、温度変化の少ない涼しい場所を選びましょう。ワインクーラーを使えば、キッチンに置いたままでも温度管理がしやすくなります。冷蔵庫のドアポケットは開閉のたびに温度が変わりやすいので、できれば避けたい場所です。
関連用語: ワインクーラーとは
スパークリングワインの保存:専用ストッパーで炭酸をキープ
飲みかけのスパークリングワインは、通常のワインストッパーでは炭酸が抜けやすいため、スパークリングワイン専用のストッパーを使うのがおすすめです。ジェイコブス・クリーク スパークリング・ロゼのような泡が持ち味のワインも、専用ストッパーでしっかり栓をして冷蔵庫に立てて保存すれば、翌日まである程度泡を保てます。
スプーンを瓶の口に逆さに挿しておくと炭酸が抜けにくくなるという説もありますが、科学的な効果は限定的とされています。確実に楽しみたいなら、専用ストッパーを1つ用意しておくと安心です。
保存できる日数の目安
飲みかけのワインが美味しく飲める目安は、赤ワインで3〜5日程度、白ワイン・ロゼワインで3〜4日程度、スパークリングワインは炭酸が抜けやすいためその日か翌日中が目安です。あくまで目安なので、香りや味の変化を感じたら無理せず料理酒として活用するのもひとつの手です。
未開封であれば、多くの市販ワインは購入から1〜2年程度は品質が保たれます。ラベルに賞味期限の記載がない場合も多いですが、直射日光と高温を避けて保存すれば、慌てて飲みきる必要はありません。
シーン別:来客時に慌てない・少しずつ飲みたい人向け
来客の直前にコルクが抜けずに慌てないよう、ソムリエナイフの扱いは事前に一度練習しておくと安心です。少しずつワインを楽しみたい人は、モンデ酒造 デラウェアスパークリングやサントリー 酸化防止剤無添加のおいしいワイン。スパークリング〈白〉のような缶入りタイプを選べば、保存の悩みそのものを避けられます。
飲みきれるか不安なときは、1回で飲みきれる量の缶・小瓶タイプを選ぶのも、賢い付き合い方のひとつです。
仕上げに:開け方と保存、どちらも慣れれば簡単
ワインの開け方も保存方法も、コツさえ押さえれば決して難しいものではありません。コルクはまっすぐ刺す、スパークリングはボトルを回す、飲みかけは冷蔵庫で立てて保存する。この3つを覚えておくだけで、ワインとの付き合い方がぐっと気楽になります。
ここで紹介した組み合わせは、すべて当図鑑のペアリングとして相性の理由つきで収録しています。ワイン選びに迷ったら、別記事「ワインの品種一覧」もあわせてご覧ください。
よくある質問
ワインの開け方で失敗しないコツは何ですか?
ソムリエナイフのスクリューをコルクの中心にまっすぐ刺し込むことです。斜めに刺すとコルクが折れやすくなるので注意しましょう。
スパークリングワインを安全に開けるにはどうすればいいですか?
コルクを親指でしっかり押さえながら、コルクではなくボトル本体をゆっくり回して開けます。コルクを人や物に向けないこと、よく冷やしてから開けることも大切です。
飲み残したワインはどのくらい保存できますか?
赤ワインで3〜5日程度、白ワイン・ロゼワインで3〜4日程度が目安です。スパークリングワインは炭酸が抜けやすいため、その日か翌日中に飲みきるのがおすすめです。
ワインは寝かせて保存すべきですか?
未開封のコルクタイプは、コルクの乾燥を防ぐために横に寝かせて保存するのが基本です。スクリューキャップタイプは乾燥の心配がないので、立てて保存しても問題ありません。
ソムリエナイフがない場合はどう開ければいいですか?
フォークとスプーンの柄を使ってコルクを押し込む方法もありますが、破片が中に落ちることがあります。ワインをよく飲む場合は、ソムリエナイフを1本用意しておくのがおすすめです。
スパークリングワインのコルクが抜けにくいときはどうすればいいですか?
よく冷やしてから開けると、ガス圧が落ち着いて扱いやすくなります。布でコルクを覆い、コルクではなくボトル本体をゆっくり回して、ガスを少しずつ逃がしながら開けましょう。抜けにくくても無理に引っ張らず、焦らず時間をかけるのがコツです。スクリュー式のワインオープナーは瓶が割れる危険があるので使わないでください。
ワインのコルクが途中で折れてしまったらどうすればいいですか?
残ったコルクの奥に、ソムリエナイフのスクリューを斜め45度を意識して差し込み、しっかり食い込ませてから引き上げます。それでも取れずボトルの中に落ちてしまった場合は、そのまま押し込んでしまって大丈夫。注ぐときに茶こしやコーヒーフィルターでこせば、問題なく飲めます。
この記事で紹介した図鑑アイテム
カネテツデリカフーズ ほぼカニ
本物そっくりのカニ風味。ほぐし食感と海鮮の旨味が楽しめる人気珍味。
キャステロ ダナブル
デンマーク生まれの青カビチーズ。強めの塩気とシャープな刺激。
なとり 一度は食べていただきたい おいしいサラミ
デンマーク産ポークを13種のスパイスで。低温熟成の、上質な濃厚サラミ。
フレシネ コルドン・ネグロ
黒ボトルが目印。瓶内二次発酵で仕上げる本格辛口カヴァの定番。
ジェイコブス・クリーク スパークリング・ロゼ
豪州バロッサ発。シャルドネとピノ・ノワールで造る本格辛口の泡。
モンデ酒造 デラウェアスパークリング
山梨県産デラウェア100%。缶入りでキンキンに冷やせるスパークリングワイン。
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この記事を書いた人
タクツマ編集部
コンビニ・スーパー・通販で買える市販のお酒とおつまみだけを対象に、実際に飲み・食べたうえで組み合わせを提案しています。度数や価格などのスペックは公開情報をもとに調査し、説明文とペアリングの理由はすべて編集部が独自に執筆。感じ方には個人差があるため、あくまで家飲みのヒントとしてご活用ください。
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