完全ガイド
ワインに合うおつまみ完全ガイド【赤・白タイプ別・市販品だけ】

大原則:ワインは「重さ」と「色」で選ぶ
ワインに合うおつまみとは、赤ワインならタンニンと果実味に釣り合う濃い味わい、白ワインなら酸味と軽やかさに寄り添う淡白な味わいのおつまみのことです。プロのソムリエも使う基本原則はシンプルで、①ワインの「ボディ(重さ)」とおつまみの濃さを合わせる、②ワインとおつまみの「色」を合わせる、の2つ。赤ワインには赤身の肉や色の濃い食材、白ワインには白身魚やチーズのような淡い色の食材、という考え方です。
この記事では、この2原則をベースに、編集部ベスト5→ボディ別の選び方→赤ワイン編→白ワイン編→応用テクニックの順に、市販品だけで網羅していきます。
迷ったらこれ:ワインに合うおつまみベスト5
まず結論から。赤白どちらにも使える万能選手から選んだ編集部ベスト5です。第1位はチーズ鱈(カマンベール入り)。乳のコクと魚介の旨味が、赤白どちらのワインとも相性良好な万能選手。第2位はミックスナッツ。香ばしさと塩気が、赤ワインのコクにも白ワインの爽やかさにも寄り添います。
第3位はサラミ(贅沢サラミ)。13種のスパイスと肉の旨味が、赤ワインのタンニンとがっちり組みます。第4位はスライスチーズ(北海道十勝)。クセのないまろやかさで、白ワインの入門にも最適。第5位は厚切りビーフジャーキー。噛むほどの旨味が、しっかりした赤ワインと好相性です。
前提知識:ボディ(重さ)で考えると迷わない
ワイン選びで最初に覚えるべきは「ボディ」という重さの概念です。ライトボディは軽やかですっきり、フルボディは渋みとコクがしっかり、ミディアムボディはその中間。ボディが軽いワインには軽いおつまみを、重いワインには濃い味のおつまみを合わせるのが基本です。
当図鑑の掲載ワインでいえば、アルパカ カベルネ・メルローはミディアムボディの赤、サントリー酸化防止剤無添加ワイン赤は渋みの少ないライトな赤、アルパカ シャルドネ・セミヨンはコクのある白。まずはボトルのラベルや商品説明で「重さ」を確認してから、おつまみを選ぶ習慣をつけると失敗が減ります。
関連用語: ボディ(重さ)とは
赤ワイン編:チーズ・肉系・スパイスで受け止める
赤ワインのタンニン(渋み)と果実味は、脂とスパイスのある濃い味のおつまみで受け止めるのが鉄板です。贅沢サラミの13種スパイスと肉の旨味は、赤ワインの骨格とがっちり組む王道の組み合わせ。厚切りビーフジャーキーも、噛むほどの旨味がタンニンと調和します。
チーズなら、コクのあるタイプが赤ワインと好相性。カマンベール入りのチーズ鱈は、なめらかな脂肪分がタンニンをまろやかに包みます。渋みの少ないライトな赤(酸化防止剤無添加ワインなど)なら、スライスチーズのような優しい味わいのものが、渋みの強い赤なら濃厚な燻製チーズが釣り合います。
手頃な価格帯で果実味がしっかりしたフロンテラ カベルネ・ソーヴィニヨンには、明治 北海道十勝カマンベールチーズのような本格的な白カビタイプがよく合います。とろけるコクをしっかりした果実味が受け止め、牛たん燻製のようなスモーク系の肉ともがっちり組みます。
関連用語: タンニンとは
白ワイン編:淡白・クリーミー・魚介系で寄り添う
白ワインは酸味と軽やかさが持ち味なので、淡白でクリーミーなおつまみが好相性です。「白ワインには白いおつまみ」という色合わせの法則通り、スライスチーズやチーズ鱈のような乳製品、貝ひもやいかくんのような魚介系がよく合います。
コクのある白ワイン(シャルドネ・セミヨンなど樽熟成タイプ)には、香ばしいナッツ系やスモークチーズのようなコクのあるおつまみを。すっきりした白ワインには、あたりめやさきいかのような軽やかな乾き物が釣り合います。脂の強い肉系や、味の濃いたれ系は白ワインの繊細さを消してしまうので、控えめにするのがコツです。
日本固有品種のぶどうを使った甲州きいろ香は、柑橘のような爽やかな香りが持ち味。国産ライトツナフレークのようなあっさりした魚介系と合わせると、香りの系統がすっと重なります。渋みも酸味も抑えた甘熟白のような入門編の白ワインなら、ガーリック&ハーブのクリームチーズのような香りの強いおつまみと合わせても、甘みが刺激をまろやかに受け止めてくれます。
応用テクニック:色を合わせる・産地を合わせる
「ワインとおつまみの色を合わせる」テクニックは、初心者でも迷わず選べる便利な方法です。赤ワインには赤身の食材や色の濃い調味料(醤油だれなど)、白ワインには白身の食材や塩ベースの味付けが視覚的にも味覚的にも調和します。焼き鳥で例えるなら、たれ味は赤ワイン、塩味は白ワインという具合です。
もう一つの応用が「産地を合わせる」テクニック。同じ土地で育った物同士は自然と相性が良いとされ、日本の赤ワインには醤油やだしを感じる和のおつまみ、海外産のワインにはその国のチーズやサラミを合わせると、より一体感のあるペアリングになります。
シーン別:平日の一杯・来客時・飲み比べ
平日の軽い一杯なら、チーズとナッツの最小構成で十分。栓を開けたらグラスに注ぐだけで、洗い物も最小限に抑えられます。来客時や女子会には、赤白2本を用意して、チーズ・サラミ・ナッツを並べた「ワインプレート」にすると見栄えも良く、会話も弾みます。
赤白の飲み比べをするなら、共通して合うチーズ鱈やナッツを真ん中に置いて、赤にはサラミを、白には貝ひもを添えると、それぞれのワインの個性がより分かりやすくなります。
実は合わせにくいもの:ワインが苦戦する相手
網羅ガイドとして、あえて「合わせにくいもの」も。まず酢の物や強い酸味のおつまみ。ワインの酸味と喧嘩して、どちらも尖った印象になりがちです(酸味系はレモンサワーの領分です)。繊細な白身の刺身に赤ワインを合わせるのも要注意で、赤ワインの渋みが魚の味を消してしまいます。
また、甘辛だれの濃い味付けは、繊細な白ワインの香りをかき消してしまうことがあります。合わないものを知っておくと、「今夜はワインじゃなくてこっちだな」という判断もできるようになり、結果的にワインをよりおいしく楽しめます。
仕上げに:温度と、次の一本への道しるべ
赤ワインはやや常温に近い16〜18℃、白ワインはよく冷やした6〜10℃が目安です。冷やしすぎた赤は渋みが際立ち、温度が高すぎる白はだらけた印象になるので、温度管理も味を左右する重要な要素です。
ここで紹介した組み合わせは、すべて当図鑑のペアリングとして相性の理由つきで収録しています。今夜のワインが決まっているなら、ワイン索引から逆引きしてみてください。
よくある質問
赤ワインに一番合うおつまみは何ですか?
スパイスの効いたサラミやビーフジャーキーなど、脂とスパイスのある肉系が鉄板です。タンニン(渋み)と果実味を、濃い味わいが受け止めてくれます。コクのあるチーズもよく合います。
白ワインに合うおつまみのコツは?
「白ワインには白いおつまみ」が基本です。スライスチーズやチーズ鱈のような乳製品、貝ひもなどの魚介系が好相性。脂の強い肉系や濃い味付けは、白ワインの繊細さを消してしまうので控えめにするのがコツです。
コンビニで買えるワインのおつまみのおすすめは?
チーズ鱈、スライスチーズ、ミックスナッツ、サラミはほぼ全国のコンビニ・スーパーで買える定番です。赤ワインには濃い味、白ワインには淡白な味を選ぶと失敗しません。
ワインとおつまみの色を合わせるとはどういうことですか?
赤ワインには赤身の肉や色の濃い調味料、白ワインには白身魚やチーズのような淡い色の食材を合わせる考え方です。視覚的にも味覚的にも調和しやすく、ワイン初心者でも迷わず選べる方法です。
ワイン初心者にはどんな1本がおすすめですか?
渋みも酸味も抑えた甘熟ぶどうのおいしいワイン白のような、甘みのある入門編の白ワインが飲みやすくおすすめです。香りの強いチーズとも合わせやすく、ワインの渋みが苦手な人でも楽しめます。
この記事で紹介した図鑑アイテム
なとり 一度は食べていただきたい おいしいサラミ
デンマーク産ポークを13種のスパイスで。低温熟成の、上質な濃厚サラミ。
なとり チータラ 徳用カマンベール
1982年から愛される定番チータラの、まろやかカマンベール仕立て。
画像出典: 楽天市場港ダイニングしおそう ほたて貝ひも 100g
北海道産ホタテの貝ひもを18時間漬け込み。噛むほど旨いコリコリ珍味。
サンタ・ヘレナ アルパカ カベルネ・メルロー
ワンコインで買える"実力派"チリ赤。果実味とまろやかなコクの万能選手。
サンタ・ヘレナ アルパカ シャルドネ・セミヨン
トロピカルフルーツの果実味となめらかな飲み口。アルパカ赤の、白の相棒。
サントリー 酸化防止剤無添加のおいしいワイン。赤
国産ワイン売上No.1。酸化防止剤を使わない、渋みの少ないやさしい赤。
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この記事を書いた人
タクツマ編集部
コンビニ・スーパー・通販で買える市販のお酒とおつまみだけを対象に、実際に飲み・食べたうえで組み合わせを提案しています。度数や価格などのスペックは公開情報をもとに調査し、説明文とペアリングの理由はすべて編集部が独自に執筆。感じ方には個人差があるため、あくまで家飲みのヒントとしてご活用ください。
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